2015年4月15日水曜日

Three Legged Race “Rope Commercial Vol.2” (Vitrine), Xth Réflexion “/\\06” (Aught)


きょうは。
休みなため、家をでるまえに、すこしだけ最近の届きもののこと。


先々週、Meditationsさんから。


Three Legged Race “Rope Commercial Vol.2”
Vitrineから。
HundebissからなDracula Lewisのミックステープ状なのにも参加してました。
さらついた音質のなか、不穏な浮遊シンセがゆったりと、そこにかたかた物音とめっちゃKye系な、かとおもえば、トツゼンにぶつりと途切れてシンセな音のコラージュに。コラージュも、ノイズともなってげしゃげしゃになったり、ミニマルにビートを形作るかんじになったりと。
B面はまた不穏シンセが背後で瓦解するなか、60年代イタリア映画で流れる音質シンセがなにかしらメロディを奏でるような雰囲気でなりはするけれど2音だけで反復、そしてトツゼンに生音打撃な音と、サンプリング? なゆったりな歌、そこにズレた音の絡み合い。そして物音と電子音がゆるく沸き立つ水たまりに沈んでゆきます。
全体的にゆったりとした雰囲気のなか、ゆるく壊れてます。物音感と電子音が心地よいのか気色悪いのかわからないかんじのよい壊れた方。
真っ暗な部屋のなか、がさごそと眠る準備をしていたら、電化製品から亡霊たちがたちのぼって、ゆるく遊び始めて、あぁ、夢だとかおもいながらまどろむ意識のなか、それらをただただ眺めてるかんじ。




Xth Réflexion “/\\06”
Aughtから。直接でした。
きょねんのDe Leonが話題になって、でも買い逃し、これの05も買い逃しと、けっこうはやく売り切れてしまいます、ここ。
透明なジップロックのなかに、透明なカセットテープっていう、ここのん買い続けたらどれがどれだかわかんなくなる気がして、集めたい。

アナログ質感たっぷりな鳴りのよいシンセが1台、陽気な音のつらなりを密室で勝手に鳴らしてる感な1曲目。その背後でうっすらかさかさなかんじもよいな。
2曲目は真逆に鳴りを抑えて、かたかた物音化するシンセ、そこにもほもほいう物音のサンプリングが重なって、中盤から輪郭の粗い音もビートとして加わって。なんというか、写真でいうネガ感。インダストリアルなテクノを反転させたかのような。
3曲目は不穏にかすれるノイズ音質の細やかな反復に、粒子の細かい高音がはねまわって。
4曲目。遠くでうすくおもいドローンがうずをつくるずっと手前で打ち続けられる電子音、それに呼応して遠くで機械のようなかんじの音もそれとおなじリズムを刻んでみたりと。
5曲目は真っ暗工場で機械があるのにコンクリートの床を打ち鳴らし感あるし、6曲目はかさかさとうっすら物音ノイズ、でもかすかにすべてがちゃんとリズムになっていて、中盤遠くから迫ってくる音は一切近づいてこなかった。
ってA面曲数多いなとおもっていたら、A面に6曲全部はいってて、そしてB面もおなじ内容だった。

全体的にノイズと物音感を含みながら、音の透け感たっぷりなミニマルなかんじ、なんかわたしがきいてきたなかでは異質な感触で、めちゃくちゃにかっこいい。


いま。
気づいたけれど、3月のベストな記事、zineでかいたからこちらでもかいた気になってた忘れてた。あしたあさってには。

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