2015年5月30日土曜日

MASSAGE 10が6月1日発売




できあがって、送っていただいてから。
いつでるんかしらとおもっていたら、情報でてました、ね。
6月1日発売です。
ちょうどHollyたんの新作予約がはじまったけれど、Noumenal LoomのJカードのアートワークやってたBrenna Murphyが表紙でかっこいい。
わたし、6ページかかせていただいてます。
365 Cassette Tape Lifestyleという記事。
カセットテープを買い集めるようになったきっかけのはなしから、カセット界隈の流れに、おすすめのレーベルにと。
原稿をかいたのがきょねんの9月だから、もはやなくなってしまったメディアのこともすこしかいてたり、付け足したいレーベルに、あれからかんがえたことなど、いろいろあるけれど、すごくうれしい。
このブログみたいにおかしな文章にならないように、削って削って平易な文章にしたつもりですけれど、客観的にみたら、ひとりおかしな文章で驚いてる。
でも、Exo TapesとNositilevoについての日本のことばでかかれたものが紙の媒体でちゃんと残るっていうのが、わたしにとってすごくうれしいです、よ。



まぁ、わたしはなにもわかってないままふだんかいてるんで、LILL $EGAさんに荻原梓さんのんはとても勉強になります。
だから、みんな、買って!
そしてHundebissのスウェットとDracula Lewisティー・シャツもまだあるんで、買って!


2015年5月29日金曜日


ムツゴロウでおもいだしたけれど、すこしまえに売られたきた本、すごい。こうありたい、っておもう。









スウェットとティー・シャツが売れねぇ。。

Lolina “Relaxin' with Lolina”


きのう。
BLさんへ。
お店にはいると、アレックスが! 
たくさん撫でたおした。でも、2分ほどで飽きられて、ごらんの通りの距離。



そのあとも、近づいてきてくれたりもするけれども、お疲れみたいでご機嫌ななめで、咬まれましたん。痛くないけれど。ムツゴロウ的なところあるから、咬んできたならより口元に手をやりぎみなので、そういうところはどうにかしたい。

仲さんが誕生日っていうめでたい日。
ほんと、いつまでたっても、かっこいいです。見た目、やる事、かく事と。わたしが女子だったら緊張してはなせなかったとおもう。いや、男でも緊張してたし、はじめのころはありがとうっていう笑顔がかっこよすぎて逃げ帰ってた。そしていまも緊張します、BLさんにくると。落ち着かないとかではなく、よい緊張だとおもう。ここにたまっていてもよいニンゲンでありたいなとおもいながら。そういう場所を守りつづけてくださることに日々感謝です。ありがとうございますおめでとうございます。

買ったもの。
3枚とも欲しかったけれど即なくなって最後のVergとか、きょねん届かなかったトラウマで直接買えなくって困っていた905 tapesのGerman Armyとか、なんといってもCommunionsとかも買いながら、きょうはこれについて。



Lolina “Relaxin' with Lolina”
German Armyのカセットテープの横に置かれてて、ジャケットになんか見覚えが、とかおもいながらも手に取ってみてもなんにもかいてなくて、いちどは置いてしまったん。
そのあとビールを飲んで、入荷予定がかかれた黒板をみてたら、あっ! となって。
そう、Inga Copeland別名義!
すぐに買いました。マルくんに、変態としては逃せませんよね、といわれたことが一瞬気になりながら。ほかのんも買ってたから、帰ってごはん食べにいったんだけれど、金銭ぎりぎりで焦った。金目鯛の兜煮がおいしかった。



ゆったりと、ゆるく不穏に跳ね回るシンセと深く響く低音。そこにいつものInga Copelandの声。そしてさらに音程のズレた高音のシンセのまたたきと、げしゃげしゃなノイズも重なってな1曲目。中盤のゆったりたたみかける歌がかわゆくよい。

2曲目はすこしずつ音色が変化してゆくキーボードの和音がほぼで空間がたっぷり、そこになんかおかしなタイミングでビートとぎゅるぎゅるいう音がはいりながらも、歌がかわゆい。
そしてそのままつながるような3曲目、リヴァーヴ深め、でもシンプルな歌から、そこにあわせるつもりなんてないキーボードを弾く音、そして若干靄がかった歌に、これまた会わせるつもりなんてないころころした音が。そしてそのズレた調子で弾かれるキーボードの音がなんかゆるくしつこく、ゆるいのに息がつまりそうになってよい。
そしてつぎは、って終わりです。そう、3曲入り!

黒く音を削ぎ落としたきょねんのアルバムの延長にはあるけれど、重さを取り除いて、シンプルな音の響き、だけれどなんか全部がタイミングはずれてるような不安感とゆるさ、でも歌の音のつらなりはポップだしで、もうなんなの、最高です。

ChickletteにInga Copelandにと、やっぱり先にいるなとおもう。かっこうよいかなんなのかわからないとこがあって。あと、BLさんで何度もみてるU.S.GilrsのMVな曲ね。いや、あれは素直にかっこいいか。

わたしは。
37だけれど、仲さんな年齢になってもいまとかわらずいられるかしら、とおもうも、最近疲れが取れないし、眠いし、もはや夏バテ気味。いまもこれかきながら、ふくらはぎ2度もつった。気持ちにからだが追いつかない年齢になってきました、よ。

2015年5月27日水曜日

8月17日はあけておいてください


きのう。
ちょっと残ってしごとして帰ってきたらすぐに寝落ち。
かきたいこといくつかあったけれど、もう家でなければなんで、雑記。


8月17日。
しー没さんがトウキョウに! っていううれしいお知らせが。あらべぇさんたちがこれまででてはったピケルスに。
D/P/I、Susan Balmar(結局いまはなんて呼べばよい?)、Good Willsmith、Gnodなどなど、海の向こうのすごいひとたちがこぞってヤバイというしー没さんのライブはかなりレアです。
で、わたしにDJなお誘いが。
詳細不明、場所不明! でも、あけておいて!


Circuit des Yeux、たのしみにしていたら、BLさん即売り切れた。。
ティー・シャツを買うくらいに好き。
マジックハンドを用意してBLさんとなりにあるBorder編集部の窓に飾ってあるものを盗りたい。

今回もMVが。
大学の奨学金やらでめちゃくちゃに貧乏だった時代があってひねくれてしまったのか、かわゆいのにどうしてもこういうことしてしまうあたりが大好き、とかいったら殴られそうなところも好き。



前作のはじぶんがかわゆいことに気づいたのでは、とおもった。



Circuit des Yeuxといえば、湯船汚い。

2015年5月26日火曜日

HundebissスウェットとDracula Lewisティー・シャツ、誰か買って!


Hundebissから。
ここ半年に注文していてすでに届いていたものがまとめて送られてきてどうすれば、とおもっていた問題。



きょう、あちらからようやっと返事がきて、送り返すか買い取って売りさばいて! とのこと。
なので、売りさばきます。
総額をきいてるのに、スウェットはいくらだよ! と単発な返事がきたり、いや、送料とか全部でいくら? って再びきいたらはじめと違う値段いってきたり、そして送ってきた原因も不明なまま。でも、支払ったんで売りさばきます。
カセットテープ2本はダブって届いたというはなしをしたときに、もし買い取りなら売ってと連絡いただいて、もはや里親が決まってます。ありがとうございます!

なので、あとの2匹の里親募集。


Dracula Lewisのミックステープ “Technical XTC” のロング・スリーヴティー・シャツ。Lサイズ、白。袖にHundebiss犬がたくさん。
日本で売ってるお店はいまのところありません。直接買うと38EURプラス送料ですが。5500円で!





Hundebissのスウェット。
写真は真冬に届いたXLのを着用時です。モデル 179センチメートル、58キログラム。
Lサイズ、白。こちらはレーベル品切れです!  
日本で売ってるお店はいまのところありません。
直接買ったら39EURプラス送料なところ、6000円で! うえのと1EURしか違わないけれど、総額で支払ってあちらの割り振りがよくわからないので、こうしました、ごめんなさい。


Twitterか、もしくはtakeshi_todaアットmac.comに連絡ください。早い者勝ち。
Paypal支払い、銀行振込、手渡し、郵送なんでも。

ことしの夏は長袖で汗をかきませんか? そしてここにいっしょに並びませんか?



2015年5月25日月曜日


えぇー、結婚は “人生の墓場” などとよくもうしますが、もとよりカセット墓場に住んでるDirtyくんならなにも心配ないとわたしが保証しましょう、っていうスピーチを誰かやってください。いや、式やらはいまのところしないとおもいますけど、7月に婿入り決定。いや、嫁にもらうのかしら。ゼクシィ買おう。

きのう。
フグレン近くを歩いていたなら、まえからみたことのあるふたりが。
あらら、テープ学校の校長と教頭(Warszawaのヤナギシャワさん)!
おおよそ1年ぶりくらい。
あちらからくるひとはどこの国のひとだろうとかはなしてたんだけれど近づいてみたらDirtyDirtだった、といわれたりしながら。お元気そうでなにより。
わたしは、こんなでした。


2015年5月22日金曜日

V.A. “Dive” (Infinite Waves)


まだきいいてないけれど。

Meditationsさんから。


Infinite Wavesからなコンピレーション第2弾 “Dive” 今回は買えました。
Takahiro MukaiにGoodiepalはいってる!
なかの紙がムダに3D仕様で、それをみるための3Dメガネもはいってるっていう、ここ、つくりに気合いがはいってるのがときどきでたのしい。
メガネが顔の一部なわたしは、紙をちゃんとみるために、メガネの下にメガネ。

最近、ブログの更新の仕方をまちがってる気がします。1日に何更新も。
カセット墓場のほうにいる日ぃしかかけないっていう制限がでてきて、かきたくってしようがなく。
やっぱりきく時間はすくなくなったので、あたらしいものを追えてる気がまったくしなくって、こわいです、よ。
でも、いまはかくのんたのしいです、よ。
気づけば、もう5月も終わって、6月になりそうな気配が。
3ヶ月たつんで、またzineつくりたいな。
そういえば、このまえの残りもそのまま放置。そのときにでも、いっしょにどうにかします、ね。

SEEKERSINTERNATIONAL “Gyal Circuit” (Boomarm Nation) , Body-San “Corporate Interiors” (100% Silk)

まだかける気がする。

きょうの届きもの。



SEEKERSINTERNATIONAL “Gyal Circuit”
Boomarm Nationから。
みんな大好きSEEKERS、ここからもうすぐでるアルバムからのシングルカット。しかもカセットで。レコードでいうと7インチ感覚。
ことしは冬にもポスター付なカセットシングルだしてて、けっこう勢力的に活動してきてくれてうれしい。
安定のずぶずぶすぎるダブなミニマル反復です。
髪の毛がドレッド状だろうおっさんの声の反復も、いちいち加工が違うし、そのミニマル反復のあいまに飛び交う音もいちいちたのしく、やっぱり大好きだわ。
B面のGulls(知らないひと)のリミックスはずぶずぶなのにさらにダブ処理、そこにビートをで、こちらもよい。
Duppy Gunがきょねんは火がついたので、ことしはSEEKERSも火がついてもよいはず。
そしてBrad総帥が結びつけた食品さんとの共作はぜひ実現させてほしい、わ。

Bandcampの張っつけオプションにあたらしいかたちが。




きょうは。
Meditationsさんからも届いていて。
Kara-Lis ConverdaleとLXVのんはsplitかとおもってたんだけれど、きこうとしたら共作と気づいてさらに興奮なんだけれど、それはまた。
うえつながりで。



Body-San “Corporate Interiors”
100% Silkから。
誰かとおもったら、DiscovererのBrandon Knocke新名義でした。
毎月でてたしすべてよかったDigitalisのレコード黄金期、そのなかでもPaco Sala、そしてSEEKERSとともにとくべつ好きだったアーバン・ドローン・シンセポップ(そんなジャンルない)なDiscoverer。
ぱたりとリリースがなくなって、何ヶ月かまえに京都のひとがバンドやってるとかいててくれはったけれど、それは歌がはいっててちょっと......。でも、新名義は心地のよいゆったりなハウスにDiscovererなネオンなシンセがからみあってと、やっぱりステキでした。
かなり透明感のあるネオンなシンセのまたたき、いますぐに夜の街へドライブへでたくなります! 
自動車免許を持ってないし、もう外明るいんだけれども、そんな心持ち。
ほんと、DIgitalis復活してほしい。。





Despoiler “Dysgenika” (Grovl Tapes)


まだかけます。




Despoiler “Dysgenika”
きょねん、LMGRVLLUMのほうからでてたのんがけっこう気に入っててベスト100なzineの91位にいれてたんだけれど、今回はGrovlのほうから。そしてふたたびシングル。
前作のJカードが犬でよかったんだけれど、今回もたまらなくよい。歯? に髪の毛ぇ。
裏側には日本語で “恋人が変性” と。おおよそ変態とかきたかったんだろう。

インダストリアルポエトリーリーディング女子、とおもってたけれど、なんか、化けた感。行き過ぎて、Chiciklette感。
のしのし低音にごぼごぼいってるノイズの蠢きななか、ポエトリーリーディングっていうにはテンション高すぎ、ところどころのはねあがる声に。
そして、いきなりなぜだか音がうっすらズレてくるキーボードでしっとり弾き語りからドローン展開。
B面もポエトリー・リーディングはじまりから、のしのし低音、金属的なノイズと、かたかたいう機械的な音の飛び交い、うっすらとシンセが鳴っていて、もう詩が長い長い。ちゃんと詩がかかれた紙がはいってるんだけれど、途中で追うのんやめたくらい。
で、ときおりテンションが振り切れて、やばい、となるんだけれど、中盤、犬のような鳴き声とともに低音のしのしが加速して、ぐっちゃぐちゃに。そして終盤にもかなり加速。
いや、かなりのインパクトです。

やってることは近いはずなのにPharmakonにPuce Maryみたいにまっすぐかっこいいとならないどうしようもない地下感、好みすぎます。あちら地下1階だとしたら、こちらはさらに地下だし、出口なんてないし、おんなじ建物ですらない感。
これからもたのしみ。

Smurphy “A Shapeless Pool of Lovery Pale Colurs Suspended in the Darkness” (Leaving Records)


2月。
D/P/IのAlexが来日したとき、わたしとAlexはなぜか恋人のはなしをたくさんしました。ちょうど、dublab.jpの特番のときにわたしの恋人もきていて、いっしょにはなして、KATAでのライブのとき、はじまるまえにAlexといろいろはなしたときも、音楽のはなしをせずにお互いの恋人のはなしばかりしてて。あとはしー没さんのはなしね。
そして、きょうの届きもの。



Smurphy “A Shapeless Pool of Lovery Pale Colurs Suspended in the Darkness”
Leaving Recordsから。
メキシコのNAAFIで活動してた子。いまはLAにいるんだけれど、それは前書きのところから察して。
紙スリーブ、とくに裏側がかわゆくてよい。デザインの傾向が彼氏と近いです。

A面。
かなり深いダブな歌声はじまり、そのずぶずぶなところで溺れるように乾いたビートが重なって、ブラス音色が吹き鳴らされたと同時にビートが加速してゆき、ときおりのエレクトリックな音のアクセントもはいりながら、すべてがずぶずぶに。
ずぶずぶな沼がしばらく続いたあと、電子なノイズが深いところで軽く火花を散らして、ゆったりとしたドラミングにまた残像たっぷりな歌。
そしてころころとしたビートの反復と抜けのよい声、そしてなにかしらのラップを細切れに重ねてゆき、音は厚くないんだけれど、さまざまな音つぎからつぎに転がってでてきて。
ローファイなシンセに細切れな声、ころころ転がるビートにダブな声の重なりとふわふわとしながらも、ビートが切れていて、そのビートが重ねられふくらんでいって、最後シンセもかなり重なって、それもずったずたになってゆき、かなりおもしろいです。

B面。
乾いたパーカッション音色なビートに変調声、低音のドローンのようなおおきなうねり、抑えた展開ながらもところどころでシンセにビートもダブダブだし、飛び込んでくるタイミングも自由すぎてたのしい。
PC感ある電子音のうごめきと、反響たっぷりな声による暗黒で乾いた空間から、ビートが細かく素早く打ち込まれてきてJuke展開、でもそこにはダブな声とぶりぶりいってるなんだろう、ブラスのような音のゆるい反復、そしてそのままJukeな打ち込みなビートは南国感ある音のつらなりにかわってゆきとかなり自由な展開。
そしてカンテレのような音色のシンセが過剰に重なりぼやけてゆき、水の音がこぼれるなかふわふわとした音の反復。
Ramziにも通じる、全体のダブ感にビートのおもしろさと自由さ。こちらのほうがところどころかなり抑えた展開になっていて。メキシコの明るさと暗黒さ(イメイジ)いちどきなかんじがプールの水のなか、ぷかぷかと浮かびあがってくるかんじ。
めっちゃよいです。
つぎはAlexといっしょに日本へきてください、ね。

2015年5月21日木曜日

Constellation Botsu “Constellation Botsu” (Nute Records)

もので。
注文したものは、ものが届くまではきかない、かかないものなんだけれども、これはかいておきたいがまんできないんだもの。

しー没さんが。
アイルランドの地下Nuteから新作!
Nute、前作がMarrekだったし、この並びは納得いきます。
はじめはConstellationが抜けてBotsuってなってて、しー没さんからただの没さんになっちゃったん? とおもったら、さきほどしー没さんになってました。
アートワークもこれまでなかんじにあちらの方がやったのかしら? な文字とかはいってて、中身のデザインもすごい。
そして音!
Botsu 267からもう。はじめの細切れ感からいちどきに広がる立体空間、そこにこだまする声の反復と激しい打ち込み、重なるきゅるきゅる音がすごい、ざらつきノイズと深く粗い低音からしー没さんなざらつきノイズにと、展開すごい! そしてポップさすらただよってる。いや、わたしの耳がどうかしてるのは知ってるけれど、かなりポップだとおもった。
250の途中のうつくしいアンビエント声とざらついたノイズの打つ込み、239はゆるいへろへろな音のつらなりがノイズをともなってきりきりなってるところから、後半うっすらアンビエント感ある音がノイズとビートでずたずたにされていたりとか。
どこをとってもかっこいい。
そしてDwellingsのリミックスはいってたりと、きゃあとなるよね。Gnod方面つながるなんて!
そう、しー没さん、たくさんきいたけれど、音の重なりに独特な立体感が。音のない空間と立体的な音つかいのひとたくさんでてきてそれぞれ好きなんだけれど、ノイズにつつみこまれたなかにみえてくる別のセカイのような空間がきいてるとあわられて。それがDigitalisのときのんはすごく切ないけれどうっすらあたたかだったりとで。いままたきいたら印象がまた違ってきてたし。そう、きくたびけっこう違ってくる。
今回は1回きいただけだから、そのセカイがどういうものか、判別できないんだけれど。
やっぱり届いてからたくさんきこうとおもいます、もの。


ちなみに。
きょねんいただいたBotsu400台入USB付ドラゴンは常にここにいます、よ。



運命的に。
同じ日に、我らがカセットテープ唯一神Brad Roseが新作だしてる。Borftっていうドイツのレーベルからみたいだけれど、レーベルサイトにはまだあがってなくってどこで買えばよいですか?

きのう、DOMMUNEであらべぇさんのDJがかっこよすぎて、しごと終わったのにみてしまい店からでられなかったり。
そしてきょうしー没さんと、日本の好きなすごいひとたちがよいかたちででてきてて、うれしい。

2015年5月20日水曜日

D/P/I “Jeanette” , DJ NJ DRONE “espresso SYN” (Bootleg Tapes)


きのう。
Bootleg Tapesから届きもの!


D/P/I “Jeanette”
きょねんのいまくらいに注文、届かないなぁ、とあきらめていて、AlexがきたとききいたらAlexまわりにも届いてないらしく、作ってないのではといううわさだったこれ、ついに届きました。
やっぱりアートワークがよいし、カセットテープできけてうれしい。カセットの仕様がDJ NJ DRONEといっしょで、最近作ったんだろうな感。
きらきらした音と変調低音声のぶつ切りから、一気にあふれてくるはじまりから、もう。
おおよそたしかNPYだったから、みんなきいてるんだろうし、わたしも落としたきいた記憶があるので、あらためてかかないけれども。
CD-R時代のミックスから進んでな細切れ感に打ち込み感たっぷりで、いまきいてもあたらしい。
そして、USBのカードのんはかくのんむつかしいっていうか、ばったばたでもう1回きく時間が取れていない。




DJ NJ DRONE “espresso SYN”
DJ NEW JERSEY DRONE。
声サンプリングからはじまって、それが細切れになりながら、クラシカルな音とはやいビートの応酬。
細切れと空白な、っていうのにはD/P/Iのききすぎでかなり慣れたんだけれど、かなりミニマルにはやい調子でどんどんときます。ビートのみな音数少ないあたりから、唐突なシンセの打ち込みかげんと、ミニマルななかにも飛び交う変化とたくさんな音。
そして、PHORK以降だけれど、声サンプリングの細切れって好きすぎるし、おなじくBootleg TapesからなCelestial Traxのんにも雰囲気近いけれど、こちらのほうがけっこう暗黒な面と、音をかなりひいた部分とかドローンとのメリハリ感があって。どちらも好き。girly“die” aryさんがかかれてはったけれど、ストリート感ある。



そしてもう1本。


Mind Dynamics “ALL TERRAIN”
きょねんの1080pとDigitalisからのんがめちゃくちゃよかった。待望な新作、なんだけれど、きのうしごとまえ、届いて写真だけばっと撮ってしごとへ。で、新居のほうに帰っててそのまましごとへゆき、さきほど西荻窪へ帰ってきこうとすると、中身がなかった!
きのう、家でる直前だったから、きいてないしあけた覚えないし、部屋のなかを探しまわってもないしで、きっと空のまま。
なにこれ、がびがび卒業しろってこと?
ようやっとD/P/Iが届いて、心持ちのうえですっきりした、とおもったら、また......


きのうの届きもの、ダブってくるものはあるわ、中身ないのんはあるわ、1年越しなのもあるわで、荒れている、わ。



New Issue Coming Soonとのこと。


あっ!



Hundebiss......


きのう。
やたらとおおきい荷物がきて、なぜだか、Hundebiss。
あけてみたなら。


スウェットにティー・シャツ、ChickletteとDracula Lewisのカセットテープと、きょねんの終わりから注文してすでに届いてるもの全部がはいってた。
どういうことですか?
考えられる理由としては

1. よくブログやらでかいてくれてるからありがとう、これやるよ

2. まえ送ったやつ、L注文してくれてたけどXL送ってしまったから、おわびにちゃんとLなん送るよ、ついでにいろいろあげるわ

3. こいつのところへ送ったかどうかわからなくなってしまった......とりあえずいままで発注あったものを全部いれて送ってみたれ

かんがえられるのは、これくらいじゃあない?

1の場合はあまりにたくさんで恐縮。
2の場合は、まぁ、XLでも無理矢理きてたんだけれど、ちゃんとLが届いてうれしい、けどおまけはなんなん?
3の場合、スウェットは注文して10日ほどでこちらへは届いたんだけれど、同じ日に注文したマツダさんのところへは2ヶ月ごしな先週土曜にようやっと。それくらいのぐだぐだ感だから、じゅうぶんに考えられるし。

送り返してっていわれたらめんどうだし、それら全部を買い取ったるで! というお金もないし、返事待ちなんだけれど、このまま返事なければよいとさえおもう。
そして送り返す場合は何回かきたけれど先に送ってきてあきらかにサイズがXLだったやつでよいかしら、とか。

Chickletteのツアー・ティー・シャツが欲しい。。

2015年5月18日月曜日

Marie Davidson “Un Autre Voyage” (Holodeck) など

きのうは。
13時半には原宿へ。BIG LOVEさんへ。

Marie Davidsonのんが木曜にはいって、売り切れないかひやひやしてて、たまらず開店してすぐに。
無事買えました。




Marie Davidson “Un Autre Voyage”
Holodeckから。
勢いでカセットテープのほうも。じぶんでも意味がわからない。これではことしのカセットテープ部門、カセットテープ以外部門両方でMarie Davidsonが1位になってしまう。
結婚を知ったとき、ムダにショックで、これからはモントリオールのアイドルはRamziで、とおもったけれども、結婚してもやっぱりMarieさまはアイドルで。
ほかのシンセ女子となにがちがうかといったら、見た目! うつくしすぎる。いや、シンセ女子ってたいがいきれいだから、ただ単純にこういった顔面が好きなだけ。シャルロット系。
もちろん、音もすごく好き。そして今作、曲のならびがよい。
A面はじまりはインダストリアル感あるしぼりだされたところから浮び上がってくるシンセと歌声、そして最後のほうで明滅するシンセの音。そう、こういうシンセの暴走がかならずあるところが好き。で、そこからかなりぶりぶりとした鳴りのEBM感ある “Excès de vitesse” なんだけれど、つぶれた音のシンセが挟み込まれるのと、ミニマルに反復するようで外してくるかんじ、たまらない。
そしてかなり深い靄のなかへ落ちてゆく “Kidnap You in the Desert” 。靄のなかを不穏にまたたくホラー感に、ささやき声とうっすらノイズがかった低音の振動はFelicia Atkinson並みな暗黒加減。
そこからB面 “Insomnie” は空間に開放感があって、そこに降り注ぐ強すぎる光のようなシンセ。そして一気にMVが先行ででてもはや家でBLさんでなんどみたかという “Balade aux USA” 。
そしてB面も最後は深くざらついた靄につつまれた “Perséphone” でとA面とおなじくなつくりで、作品としてすばらしい出来。
もう、セカイの端っこのわたしなんかがどうこういわなくったって、かかなくったって、よいくらいにはきてるはず。

きょねんのレコードストアーデイなとき、直接で買ってしまってたのんがちょうど入荷してと、そういう思い出があったんで、ことしのはどうしてもBLさんでとおもって待ってましたん。買えてうれしい。レコードは一旦売り切れたけれど、カセットテープはまだあるよ!




あとは。


Sheer Mag “Fan The Flames”
Wilsuns RC/Katorga Works
けっこう見た目で買ってしまうんだけれど、これはMVみたあともそういう見た目すら越えてよい。MV、さらりとしてるようで、めちゃくちゃによい。




Novella “Land”
Sinderlynから。
まだ下北zawaでDJしていたころに12インチでてかけてた記憶。ようやっとLP。
PINSもそうだけれど、女子バンドもやっぱりUKな子たちが好きなんだなとおもう。




Less Win
Infinite Wavesから。
これがタイトルなのかなまえなのか知らないまま、コペンハーゲンいってたハルカさんが買ってきたっていう。新作かとおもいきや、カタログ3番。

そしてライブなとき、音源を買うだけで金銭がなくなって泣いてたPosh Isolationのティー・シャツも。



いちどごはん食べにちかくのカフェにでて、BLさんに戻ってマツダさんと打ち合わせ、17時頃にお店をでて、彼女と会ったんだけれど、レモンジンジャー飲みたいとのことでBLさんに戻って、なぜかわたし、彼女、マツダさん、そして仲さんとテーブル囲んで石のはなしばかりしてました。お店をでたのが20時半ころと、ひさびさかなり長居。
休みといったら、BLさんしかいきたいところがおもいつかないから、うれしい日。

あと、最近BLさんではこちらより買ってるのではとおもってる土星な方とはなすのんたのしみです、よ。

長くかいてはったブログのひと、やめはったみたいで。
すごくまえはちょこちょことみてたけれども、最近は興味の方向もけっこう違ってきてたりで、忘れてたくらいだけれど、やっぱり長いところがやめはるのは、えっ、っておもいます。
ちょうどきのうマツダさんともそのはなしになって。
ブログたくさんだし、音楽のメディアもたくさんだし、実際に、一時期は個人のかくものがとかちょっと勢いづいたところはあったけれど、また変わってきてるのかなとはおもいます。いや、やっぱり個人のところのほうがおもしろいけれど。あとはメディアでも個がたってるところ。

わたしもきょねん一旦やめましたん。
かく時間がなくなって、ちゃんとかけないならかかないほうがよい、っていう極端な思考になって。いや、いまでもかかないのなら、やらなくってもよいとはおもってはいます。だから、かけるとき、必死で何更新も。
キープ・クール・フールさんはすごいとおもう、ずっと、かなり濃い内容を続けてはって。
あと、いろいろとむーんとなって、インターネットっていうもの自体について一旦考えようとかおもったり。
でも、かんがえないうちにここをはじめてしまいました。なぜすぐにはじめたかというとかくのんが単純に好きなため。京都のひとに届くくらいでうれしいかなとかくらいで、ひっそりととおもい、でもそのあと40度な高熱が何日も続いて、さびしさで知らせてしまい、いまに至ります。
でも、根本はやっぱりできる限りを文字にして残したい欲求のみっていう、じぶんのためで、まとめのほかの更新のほとんどをお知らせしないのも、じぶんでかいた時点で満足がいってしまうためで。でも、読んでるよ、といわれるとうれしくもあるので、読んでくれるとうれしいです。
逆に、かかないと消化できていない気がします。日記がわりでもあったりするし。
すこしまえにA4コピー用紙さんが、Andy Stottのところでかいてはった、「聴かなくなった音楽たちをちゃんと供養できてない感じがして」っていう感覚がいっとう近いです。
いまやカセット墓場ではかかれなかった音の亡霊たちが部屋の天井あたりを飛び回ってます、よ。

そんななんで、って、どんななんでかじぶんでもわからないけれども、なんかかきたい、っていうひとはSNSではなくブログをっておもう。
あたらしくはじめても、数字って知れてるから、TwitterとかSNSのほうが反応わかりやすくって、反応がほしいひとはそっちのほうが楽だとはおもうけれども、それってなにも残らないから、やっぱりブログは積み重ねれば残るし、よいなとおもう。たまに、どんなひとだろうと画像検索してみたらじぶんのブログの画像ばっかりでてきてたどりつけなくって、ウザイとおもうこともあったり、かかなきゃあよかったみたいなこともあったりもするけれど。
なんというか、単純にやめてしまうのはもったいないなとおもいました、よ。

2015年5月15日金曜日



ほめてくださってる!
実際、結婚を知って泣きましたよね、Holodeckから1作目のカセットでるまえあたりにあちらでいっしょにライブをした子ぉにきいて。当時、本気でアイドルだったので。でも、結婚してからさらによくなってて、許す。
いまだにPCのデスクトップの背景はMarieさま画像です。
土曜、開店と同時にかけこもうとおもいます、よ。

kuxxan SUUM “Anti-Gravity Tea Ceremony” (Rano)


きょうの届きもの、もうひとつ。



kuxxan SUUM “Anti-Gravity Tea Ceremony”
Ranoから。
Rano、ひさびさに買いました。そこそこ長いですよね、ここ。まえはあの段ボールでそこにもプリントと装丁がよかったんだけれど。今回は。
紙ケースに、カセットにとめっちゃ黄色い。
立体点滅するシンセと小気味よいビート、そこにちょっとがびがび、いや元からがびがびというかがらがら声のポエトリーリーディングというか歌というか、そこに噴出するシンセ。若干、ビートの音の出がのしのしともこないし、引いてくるかんじでもなく、どっちつかず感あるんだけれど、そこに降り注ぐ立体音響がよい。鐘を叩く音とか、声もがびがびがらがらだけれど、奥行きあって。
2曲目。深いさらついた靄のなか、生なギターにドラムなど楽器な音がゆったりと響くなか、乾いたビートと電子音の明滅、そして、中盤の抑えながらも疾走してゆくかんじ、よいです。
2曲目のKnoxによるリミックスはドローンと音の隙間に深みをだしたかんじで。

B面も。
物音感ある音とビートと、電子音の絡み合いで、すこし音の隙間がみいだせるようなミニマルな。でも、降り注ぐ音がかなり立体的。
2曲目はどろどろテープ変調な元からゆったりだろう曲に、さわついたドローンと、膜のはった低音のまたたき。そこに高音の細やかなまたたきも重なってきて。

全体的にけっこう軽やかにロマンティークでポップなテクノ曲で、そこに立体音響っていう、しっかり浸透してるかんじ。

やばい、こんだけ立体立体いってたら、もうそろそろあきてしまうやもけれど、いまはまだまだたのしいし、いろんなひとでてくるなとおもいます。


dublab.jpでのJesse Ruins特集


きのうは。
中目黒のMalmoでのdublab.jpへ。
現場へなのは3度目で、食品さんとYamaanさんセッション、わたしもでたけれどとちゅうから気配消してしまったD/P/I特番、そしてきのうは。
Jesse Ruinsのリミックスなんリリース特番をみききしに。ここ、新居のほうから歩いてすぐで。
Solitude Solutionsの西川さん司会で、食品まつりさん、LSTNGTさん、sanmの方(みたことある、ぜったい)、ナカシマさんあたりですこしまえからなまえをよく目にして気になってたUltrafogさんら、リミックスした方のトークでした。




DJ Soybeansさんもみにこられてました。途中、わたしのなまえがでてすいません。なにか、むかしのひどい恋愛のはなしならできるんですけれど。
それぞれの方のリミックスが流れて、食品さんのんはやっぱり食品さんで異次元だったし、LSTNGTはやっぱりホラーだったし(ここでおもったのはsnmaの読み方よりもLSTNGTの読み方のほうがむつかしい)、CVNのんはいまいっとうかっこうよいかんじだったし、アルバムたのしみですし、リリースパーティーたのしみ。いや、5月末決算で、その最後の日だから途中で抜けねばならない可能性がでてきて、泣きそうなんだけれど。
たしか、アーカイブ、あとででるよね?


このリミックスアルバムって、さっきかいたD/P/Iのツアーなときの流れもかんじられる、日本のエクスペリメンタルなシーンのすごい人選だとおもいます。
あらべぇさんとDJwwwwさんいるし。
そして、それをまとめてくるあたりがすごい。

あっ!
そうそう、Wasabi Radio、たいへんです。
AMP照沼さんがでるみたい。
Mikikiとかそのほか宣伝でしかないどうでもよいメディアとはちがって、それぞれ最新なのをしっかりとじぶんたちのことばで追いながらもなにかはじまりでボタンの掛け違い感あって、両極端な印象になってしまってて。
わたしは両方好きなんで、これを機会にがっつりはなして、なんかよい流れになってくれたらなとかおもったり。

あと。
2日もかけてない、3日もかけてない、とかおもっていたら、好きなところはそのあいだも更新なかったりなんで、がんばってかいてほしい、わ。ブログを読むのん、たのしみのひとつですんで。

D/P/I “Ad Hocc” (Zona Music(a))


やばい。
届きましたん。



D/P/I “Ad Hocc”
Zona Music(a)から。
Alex自身がやってるのかしら。支払い先がそうだったから。
カード型なUSBメモリっていう驚きな仕様で。
けさ届いて、さっそく読み込もうとするも。あらら。


はいんない。
外付けなんがカードの横っちょに触れてしまい。
これをみた/fに Twitterで @dirtydirtdirty #dirty とつぶやかれました。
なにが汚いか、わかんない。
帰宅して、いろいろと。外付けなん、まえに外したとき、おかしくなってiTunesのライブラリをもう一度読み込まねばならなくなって数日かかってたいへんだったん。
でも、ききたくって、おもいきって外して読み込みました。そして、今回はおかしくならなかった。

41分な2曲がそれぞれ3ヴァージョン、つまり6曲。
あと、画像いろいろ、開いたらインターネットに接続して動くのんがたくさんはいってて。
デザイン自体がかっこうよすぎるし、いろいろな仕掛けがいちいちかっこうよい。
でも、41分、2曲しかきけてなくって、いまのところその2曲のちがいをうまくいえない、っていうかぶちぶちでつぎからつぎに読めない展開してくる41分の曲の微細な違いを考えるのは、きょうは無理。はじまりの立体破裂から、ちょっとよたよたサックス? に、歌のサンプリングにと、41分のなか、かなり自由に放り込んできたかんじ。いや、これまでのものも自由でしかなかったけれども、もっと広い空間のなかで、やりたい放題。
最後まできいたらまたかきます。朝までかかるけれど。

2月の来日で、D/P/Iばっかりきいてしまったばかりに、いろいろと変わってしまった、わたしの耳は。どんなんでもこい、というかんじと、やっぱりD/P/Iがかっこうよすぎてけっこうよい域にまで達してないと物足りなかったりと逆にせばまった感もあるけれど。


D/P/Iの来日ツアーがすばらしかったのは、すごいひとが散在してた日本のエクスペリメンタル周辺、それがシーンとして確立した感あったとおもうん。音をだしてたひと、そして集まったひとも含めて。あそこにいたひとたちからは目を耳をそらさないで追うべきだと、日本のんあんまりきかないわたしですらおもった。そしてあのあたりから、いままでつながらなかったつながりがあったりとか。そう、そういうのん、きのうのJesse Ruinsのリミックスにも通じるんですけれど。

Alexに会いたいな、またライブみたいな、とおもうも、そういえばAlexの声と話し方、英語をはなすときのセイン・カミュに似てたよね、という彼女のひとことで、それ以来Alexのことをおもいだしたら、声はセイン・カミュになっていて、困ってるので、もう、これは海法さんにもういちど呼んでもらってまたAlexの声をきかないといけないです。

みんな、これは買うべきものやよ。送料いらなかったし。いまは知らないけれど。

2015年5月13日水曜日

DIrt On Tape April 2015



今月も。
まだBrad Rose総帥はビールと娘のことばかりでdigitalisが動かないし、カセットのこともかいてくれないしで、カセット界隈すこしさびしい。
わたしは今月もかきます、4月のベストカセット。ほんと、もうそろそろ動いてほしい、わ。
4月は1日1本くらいなよいペース、とおもいきや、新潟へいったりとばったばたな最終週にいちどき16本も届いてさすがに意味わからなくなりました。
そして、よいのん多かった。
まだまだUKなところはおもしろい。現在進行形のUKとかでは語られないですけれど。ほんと、あの雑誌つまんなくなっちゃったよね。
videogamemusic絡みで知ったSeagraveは過去作もいっしょにだったけれど両方好き。Indoleは透明ケースに直接プリントとあまりないかんじで。音はいまのUKにありがちってかんじではあるけれど。
Where To Now? の2作も、ドローン方面ゆくかとおもいきや暴発系いってて、おもしろかった。そしてここはカセットだけでなくレコードでTuff Shrmeの本名名義Eugene Wardも出したりと、カセットだけではなくレーベル全体でもベストな位置に。
Opal Tapesもレコードにかたよることなくちゃんとカセット出し続けてくれてうれしい。Stephen Bishopがカセット愛あるひとだから、どんなにレコードでうまくいっても続けてくれると信じながら。
アトランタのHarsh Riddimsも4作いちどき、相変わらずあのあたりの地下なわぁきゃあと届けてくれて。なんだろう、音だけでいうと若干飛び抜けないんだけれど、ここのシーンが伝わるたのしさがあって。で、なぜかTAKAHIRO MUKAI氏が絡んでる、謎。
そしていまのカセット界隈の人気とあたらしさを牽引してきたBeer On The Rugがおもいきりアンビエント路線に舵をきってまさかなここからのHakobuneさんが! そしてそのあたりでは美学(Wasabi Tapesさんがここは美学っていってた)を突き通してきたExoにA Q U A Eがやっぱりしみます。
Orange Milkは日本バッチ。食品さんは大好きでmelting botからのCDも買ってしまってたけれど、DJ Fultonoはこれをカセットできく理由がみいだせなかった。日本からセカイに広がったっていうかんじで。
あと、けっこう一気にがびがび路線が少なかった気が。いや、まだ好きだけれど、その周辺。
Bandcamp萎えな症状も、一切気にならなくなりました。こちらきっかけ、らしいので、はじめはなんか伝わることあるかしらとおもったけれど、無意味だとわかったら、アイコンが目にはいらなくなった。


いつもは7本だけれど、かけないこと多かったし、選びきれないので、文章短めで、ざざんとすこし多めに。



Ahnnu “Perception” (Leaving)
NNA TapesのんにCakedog名義のんもすばらしかったAhnnu新作。
Leavingはプラッチックケースではなく紙スリーブイメイジだったけれど、紙ではなく、これ素材なんていうの? うすいプラッチックみたいな。デザインもかっこうよい。
はじまりのガラスがはじけたような瞬間から、もう。そこに物音がさがさ感と、ドローン、コンピューターが生命を持ったようにふつふつと浮き上がってくる音たちが、ゆるいようでいて、それらが重なり、かなりおおきなうねりをつくりだしていて。そこにときおりの南国感あるビートだったり。
有機的な物音と、電子音の合わさり具合と、Ondnessにもあるような、はっきりとビートではない音の集積が結果ビートのようになってる感、こういう音、ことしはほんと好きです。
いっしょに買ったWhite Magic復活なんもよかった。でも短かったのっで、つぎに期待です。そしてD/P/Iの彼女のんもたのしみ。





Broshuda “Flares” (Seagrave)
videogamemusicのコンピレーション全部に参加で気になってたBroshuda。
ざらついたエレクトロニックなノイズの煙たい靄のなか、立体ダブ処理された電子音とビート、声サンプリングの細切れと、UKのvideogamemusicにWhere To Now? 周辺のよいかんじがこれでもかなA面の流れのなかに、ミニマルなクラシカル曲、そしてB面は意外と光が強いあたたかなサイケデリックな曲が多かったりと、このひと、かなり幅が広いし、カセット界隈のよいところひとりで全部やってしまってるかんじあります。
おなじくこのあたりですごく気に入ってるKinlawも1曲参加と、このあたりのつながりはすごく好きなので、これからも追ってたい。





Fit of Body “Health is Wealth Vol.1” (Harsh Riddims)
先週、ちょうどながながとかいたアトランタのここからの春バッチ。レーベル主催なRyan ParksのFit Of Bodyがやっぱりよい。
ドラムマシーンに変態シンセ、男前なんだろうなと想像してしまうさわやかで甘い歌声など、つながりのあるおなじくアトランタのDKAにCGIやってるTwinsのMatt Weinerに通じるかんじがありながら、こちらのほうがすこしゆるいです。
シンセの艶と暗黒具合はそのままに、軽快なハウス曲もはいってきたりと、きょねんのシングルがこのうえなくさわやかに変化してたのとDKAからの暗黒なんとの、ちょうどよい混じり方。
がびがび声に、がびがびギターがとばしてくる曲もあったり、ゆったりドリーミィなシンセ曲もあったりと、幅もあって、DKAあたりからレコードだせばよいのにとおもう。




Hmot “Barricades” (Full Of Nothing)
Love CultレーベルなFON、1月のSuokasができすぎていてちょっとつまんなかったんで躊躇しましたけれど、春のは2本ともよかった。
とくにこちら。読み方わかんないけれど、こちら。
乾いた破裂するようなビートのなか、暴発感あるさまざまな音の横断。
Tlaotlonがとっ散らかっただけのおもしろい音で終わらなかったのは、じぶんレーベルのところのんでハウスなかんじの軸におさめたからで、これはつぎからつぎにな暴発感を小気味よく破裂する乾いたビートを軸におさめてて、それぞれちょっと長尺なんだけれど、どの瞬間もたのしい。
Where To Now? とかUK方面からでてもふしぎではない音で。はじめと最後のロシア語な話し声がもやもやとくるあたりで、あっ、ロシアなひとだと気づくかんじ。
もう1本のTikhie Kamniもドローンにクラシカルな音、そして声づかいにと、すごくよかったです。FONはLove Cultの音の変化にあわせて出すひとの雰囲気も変わってきたけれど、変化してゆくところって好き。




Kara-Lis Converdale “Aftertouches” (Sacred Phrases)
きょねんの終わりにしー辰からデビューして、きょねんの真ん中あたりつまんないなとおもっていたしー辰復活なのろしとなってたんだけれど、それでもちょっとローファイな電子音絡みがそれほど印象には残らなかった。でも、2作目で化けた、というか録音な問題なのかしら。
いきなり牧歌的な景色の広がるクラシカルな幕開け、ポスクラばかりきいてた耳にはそこともまたちがう、牧歌的な風景はあくまでもポリゴンでできてるような。
そこに絡む電子音はあいかわらずちょっとチープだけれどそれもまわりの音の立体感で逆におもしろくかんじるように。
アンビエント一色かとおもいきや “AD_RENALINE” のようにリズミカルにきゅんきゅんなのもあるし。
クラシカル方面な好きなひとにも心地よいブラスやらな音色の鳴りがすべてよいのと、重なってゆく声の使い方に、立体感に、顔面にとすべてよい。Astro:Dynamicsが一時期生きかけたけれどのっぺりしてて失敗してたかんじをうまくいまの音になってて、最高です。




Pod Blotz “Human Division” (Nostilevo)
届いたときに、これまでにと何度かかいてますけれど、ここ数年でベストな女子のひとりです。ノイズ、インダストリアルな音に、映像と写真でも活動していて。Clan DestineにDungeon Taxisのんがすごく好きで、ようやっとな新作がNostilevoから。
ここのん、最近4面パネルJカードで、真ん中開くとおおきなジャケット感、よいです。
ドラムマシーンと金属的なノイズ、テープのかすれるノイズはそれぞれかなり鋭角に。そこにときおり加工された声に、歌が。
ノイズ女子はたいがい叫ぶかポエトリーをリーディングしますけれど、Pod Blotzは呪詛感ある裏声で歌い上げたりと、そのあたり独特で。
映像にライブのステージのオブジェに一貫した黒さがあって、やっぱりかっこうよい。




Sofa Pits “Dim” (A Q U A E)
Exo Tapesのjccgの別名儀。はじめは亡くなったとかかれてあって、泣きながらきいたけれど、ちゃんと快方中ときいて一安心な飼い犬ちゃんにささげたテープ。
犬好きなため、そういうはなしがあるだけで、もう。
うっすらテープのかすれの靄に包まれたギターとによるアンビエントイメイジだったけれども、今作ではけっこうロックな展開もみせてます、A面。
そしてB面のやさしさは涙でます。
またあたたかい陽射しのなかいっしょに走り回れるイメイジA面に、その飼い犬ちゃんへの深い愛情がつまったB面。犬関係なく、涙でます。
これを機会にjccgとDMで犬談議してました。君にとって犬ってなに? とか。
そして、zineちょうだいともらってくれたり。
ここ数年の日本のカセットテープを牽引してきてもいるし、ここはカセットテープレーベルなうちではベストなひとつです。
きょねんはいろいろでこられなくなってしまったけど、そのうちお会いしたい。




Three Legged Race “Rope Commercial vol.2” (Vitrine) 
HundebissからなDracula Lewis “Technical XTC” にも参加してました。
Kye系な不穏なシンセとざらつき音質に物音系なはじまりから、トツゼンにぶつりと途切れてシンセな音のコラージュに。コラージュも、ノイズともなってげしゃげしゃになったり、ミニマルにビートを形作るかんじになったりと、変態。
B面もまた不穏シンセが背後で瓦解するなか、60年代イタリア映画で流れる音質シンセがなにかしらメロディを奏でるような雰囲気でなりはするけれど2音だけで反復、そしてトツゼンに生音打撃な音と、サンプリング? なゆったりな歌、そこにズレた音の絡み合い。そして物音と電子音がゆるく沸き立つ水たまりに沈んでゆきます。全体的にゆったりとした雰囲気のなか、ゆるく壊れてます。物音感と電子音が心地よいのか気色悪いのかわからないかんじのよい壊れた方。
真っ暗な部屋のなか、がさごそと眠る準備をしていたら、電化製品から亡霊たちがたちのぼって、ゆるく遊び始めて、あぁ、夢だとかおもいながらまどろむ意識のなか、それらをただただ眺めてるかんじ。
って、これが最後にかいたんだけれど、かくのんしんどくなってきたので、まえにかいた記事をほぼリライトです。



Xth Réflexion “/\\06” (Aught)
透明なジップロックに透明カセットっていうものとしてもよい。ここのん集めてどれがどれだかわからなくなりたい。
鳴りのよいアナログシンセが密室で1台うなりまくってるはじまりから、音をかなり引いた物音化したシンセに、まえにもかいたけれど、写真でいうとネガのような。音をひいてかすかな物音がビートとしてなりたってるような。こういう音、きょねんの中盤あたりからものすごく好き。
そして、実際に物音も重なってと、アナログ質感でつくられる透明な虚構のセカイのようで、まっすぐいまかっこうよい音だとおもう。





CVN “Concrete Virus Nu”
追記です。4月、これ忘れたらダメでした。
ことしいっとう気になるレーベルのひとつ、チェコのBaba Vangaから。
Jesse RuinsのNobuyuki Sakumaさん新名義CVNです。
いっとう気になるレーベルから、っていうタイミングがまずすばらしい。
Cold Nameのがびがび感からどうなるのかしらとおもっていたら。
低音がぶつぶつ細切れになってゆく瞬間に、もうにやにやしてしまいました。
こちらのいま好きな音をおさえすぎてて。
Giant ClawやPHORKにも通じる声づかい、そしてそれを振り切ってしまうくらいの大胆なぶつぶつな細切れ感と音のあふれる反復感に、きりきり金属的なきりきり感に。
なによりB面のはじめあたりの展開、変調細切れ声の重なりと電子音の洪水、そこに過剰な打ち込み加減。そこからしっかり音をひいてきて立体ダブな展開までみせます。全曲攻めまくってます。
なにより、あたらしい音をどんどんと吸収して、それをじぶんのものにしてつくるあたり、その反応の速度がすばらしい。
リリースパーティーたのしみです。





BAT “Form and Void” (Opal Tapes)
Ex Geo “Memex” (Indole Records)
Blood Room “Habitus” (Indole Records)
Peter Kris “Sprawl and Sky” (A Giant Fern)
V.A. “Gardens Volume Two” (videogamemusic)
Loke Rahbek and Puce Mary “132” (BIG LOVE)
Border Force “Vedi Napoli E Poi Muori” (BIG LOVE)
Puce Mary “Success” (BIG LOVE)
Xth Réflexion “/\\06” (Aught)
食品まつり a.k.a FOODMAN “COULDWORK” (Orange MIlk)
DJ Fultono “My Mind Beats Vol. 1” (Orange MIlk)
Padna “Rimessa Truppa Suite” (Orange MIlk)
Three Legged Race “Rope Commercial vol.2” (Vitrine) 
Unexamine “Property” (Chondritic Sound)
Eartheater “Metalepsis” (Hausu Mountain)
Sigbrand “Secret Handshake” (No Kings)
Tikhie Kamni “Zemli” (Full Of Nothing)
Hmot “Barricades” (Full Of Nothing)
Body Of Light “Limits Of Reason” (Ascetic House)
Kara-Lis Converdale “Aftertouches” (Sacred Phrases)
Neu Balance “Rubber Sole” (1080p)
Hakobune “Sinking Stars” (Beer On The  Rug)
Allegory Chapel Ltd. “GNOSIS: Themes for Rituals Sacred & Profane” (Nostilevo)
Pod Blotz “Human Division” (Nostilevo)
BNJMN “Brack” (Bracktapex1)
Kevin Harris / N.N.N. Cook “split” (Close / Far Recordings)
Sofa Pits “Dim” (A Q U A E)
Ilyas Ahmed “I Am All Your Own” (Immune)
Ovis Aurum “s/t” (Seagrave)
Broshuda “Flares” (Seagrave)
Bluntfang “COARSE LIGHT II: OTW FROM HEAVEN” (Harsh Riddims)
Takahiro Mukai “The Simple Operation Method” (Harsh Riddims)
Divine Interface “Bare All” (Harsh Riddims)
Fit of Body “Health is Wealth Vol.1” (Harsh Riddims)
Russell E. L. Butler “God Is Change” (Opal Tapes)
Perfume Advert “+200 Gamma” (Opal Tapes)
V.A. “Noise @ The Bike Shop, Vol. 1” (the Newark Bike Project)
baba “Odd Potion” (Where To Now?)
GDL “s/t” (Where To Now?)
Soren Roi “Flood Out” (Handmade Birds)
Fluorescent Heights “Relaxing In The New World” (Beer On The Rug)
Strange Mountain “Glass Clouds II” (Exo Tapes)
CVN “Concrete Virus Nu” (Baba Vanga)
White Magic “I'm Hiding My Nightingale” (Leaving)
Ahnnu “Perception” (Leaving)
Euglossine “Complex Playground” (Beer On The  Rug)