2015年10月26日月曜日

Machine Woman “THANK YOU SLIPKNOT” (Sacred Tapes)

きのうの届きもののうちの1本。

ロシア出身のAnastasia Vtorova。
もともとはFemale Bandっていう名義でもひとりな女の子と床機材にノイズにギターにと初期U.S.Girls系統で。Italian Beach Babesからのん、なによりJカードがよかったん。これ、BLさんにもはいりましたね、当時。
のちに、全部追ってくれてるみたいだから住所おしえて、なんか送る! とDMがきて、このデザインなティー・シャツ送ってくれた。しかも、なまえの欄、Dirty Dirtで届くっていう。

そしてPinsのレーベルHaus Of Pinsからもリリース、ノイズ感が強くなって、ここからだすってことはマンチェスターにいるの? とおもっていたらMachine Woman名義でなんとTesla Tapesから。
それ、すごく好きできょねんのベストにもいれたんだけれど、
Seance radioでPodcast番組持ってたりと、ほかにも活動してるみたいな。FBのときはロシアなかんじの険しい表情だったけど、マンチェスターに移ったときのメガネな写真がきょねんのベスト女子な1枚。ちょうどPodcastのんにもつかわれてて。


そして。いまはベルリンに移ったみたいだけれど、マンチェスターへの置き土産な今作。


Machinewoman “THANK YOU SLIPKNOT”
Sacred Tapesから。タイトルがなんやこれっていう。
前作よりテクノ化。
ぽこぽこと遠くで弱くなるパーカッションな音、そこにさらついた粒子のノイズをアクセントにしながら、つぶれた低音がミニマルに反復。音数少なめなかなりミニマルはじまりで。
ビートがとぎれて、左右に飛び交う金属質なにぶいノイズ、それもかなりこまやかに物切れで、あらわれては消え、あらわれては消えする。
かなり深いかんじにきたなとおもったら、2曲目はいきなりダブテクノ。不穏に回転するやわらかい電子音と、打撃感あるビート、獣の声のような音色のビートがのしのしと。電子なノイズでつなぎとめながら、またのしのしなビートとノイズの呼応。
音がとぎれてしばらくたって、A面終わりとおもったときに、いきなりたちあがる呪詛に、びくり。テープはよほどなにも考えてないだろう尺の会わないもののほかは、がちゃんというまできくほうなんだけれど、こういう驚きがるので、よい。

B面はのしのしな打撃に電子音が絡むかなりミニマルな。2曲目、それまでかなりゆったり目に緊張感たっぷりだったのが、いきなりのしのし突進する低音。その突進に踏みつぶされるちっちゃいいきものみたいなささやかな高音。そのまま走りさってしまいます。

前作にひきつづき、かなり冷たく厳しい音の質に、でもサンプリングな声とかはなくなって、ビートな意識が強くなりながらもよりミニマルに。
本人がPodcasteでPeder Mannerfeltかけて好きだとかはなしてたり、そういうミニマルな雰囲気もありながら、もっと冷たいかんじ。Slipknot感はないとおもいます、いや、まともにきいたことないです。今作も好きです。
1晩で売り切れて、えっ、人気でてる? とおもったら20本限定でした。売り切れるって大事です、カセットは。




ロシア、スウェーデン、ポーランド、マンチェスター、そしてベルリンとつぎつぎと移り渡ってゆくのはなぜなのかわかんないけれど、サクマさんが、なんかベルリンにむかってるひとがおおいっていってたんで、なんかあるんだろうね。気にしておきたい。

追記。
Peder Mannerfeltのをかけてたり、とかかいてたら、Peder MannerfeltレーベルからMachine Womanのレコードでるって。初レコード、おめでとう!

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