2015年11月28日土曜日

Ben Zimmerman “Heartbreak” “My Mind is Fried, But What A Ride” (Exo Tapes)


ポルトガル、カセット界隈最後の良心、Exo Tapeから2本同時。
やたらとタダで送ってくれはるんですが、今回はすかさずちゃんと金銭を払いました。ありがとね。



Ben Zimmerman “Heartbreak” “My Mind is Fried, But What A Ride”
知らないおっちゃん。ことしSoftwareからだしてたのね。そちらは90年代から2002年までの音源らしく、今回は新作なのかしら? 
まずはHeatbreak。Jカードがしぶすぎる。アジア圏の露店に並んでそうな渋い本人写真。
その渋さに反して、ことしきいたのでいっとう変なのでは。よい意味で。
ゆったりとしたドラムマシーンの簡素なビートはときおり変なリヴァーヴかかってるし、さわやかに流れてるはずなギターな音はときおり過剰、そのなかをもったりとした声質ヴォーカルで、かなり見た目なままな。
2曲目ははじまりからもったり声にさらに靄がかかって、うしろの音は粗いギターと壊れたノイズで、このひとはまっすぐ哀愁歌謡をやりたいのかエクスペリメンタル方面にしたいのか、どっちなんだと笑いっぱなし。かっこいい。
B面はさらによくわかんないです。あああああああ、ちちちちちちとリヴァーヴたっぷりな声はじまりのディスコ感。こもった声はいきなり靄が晴れてすぐ近くにあらわれたりとか、ビートも居心地の悪い細やかな変化をしたりと、こもりきっててなんなのかわからない獣が吠えてるくらいにきこえる音とか。
2曲目はぺきぺきとしたギターに、けっこうなれてきた甘ったるい声、ビートにすこしのゆらぎがありながら、いっとうまっすぐミニマル歌謡。

どうかんがえてもカセットテープでしかきけない音なんだけれど、Softwareのレコードってどんなんになってるんだろう。Lopatin編集ってかかれてたから、うまくやったんだろうか。
Femminielliがでてきたときのムダな甘さと、Girlseekerのゆるさとか。最高です。


MMIF, BWARのほう。
意味が分からない。
2曲目の早急なビートななか立体シンセがゆがみながらとびかうかんじ。3曲目は前のめりなビートとコラージュ感あるニューエイジィなシンセ。さきほどきいた歌謡テープのひととおなじとはおもえなくて。
B面はこもった音のシンセドローンから、ざらついた音質のアンビエント。
やればできるやん感。できるのに、写真Jカードのほうは声で台無しにしてて、かっこいい。



Exo Tapes、A Q U A Eはことしも+youもだしたし、Software絡んでるこれまでだしたりと、よいところついてきてくれて。今回もJカードとか、カセット自体にシールとか、手作り感もそのままだし、やっぱりこのレーベルは好きです。

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