2015年11月27日金曜日

Buttechno “SPORT”




Buttechno “SPORT”
Ingaの日に、土星のひととダブリなもの交換で、いただきました。
ロシアのPavel Milyakov。
Buttechno、ことしはじめのカセット流れたのが残念だったし、流れるんだったら音源だけでも買っておけばよかったとかおもいながら。そして女子かとおもってたんですが、これがリリースされたころに男と知って、直で買うこころの勢いをなくしてしまったん。でもやっぱりほしいなJuno送料安いときいたし買ってしまおうかしらとおもったら、交換していただくことに。
ファッションショーのBGM向け? なのかしら。

A面。
暗黒ななか、その暗闇よりも黒いものが膨張収縮をくりかえすはじまりから。
薄ぐらいダブと、乾いた音の交差と、そしてときおりの液状シンセの飛び散り感。
4曲目最高です。パーカッションな音に液状シンセに終盤の打撃感と漏れ出るノイズ。時折の液状シンセのひねり出し加減がすごく好き。
A面最後の曲は郷愁たっぷりな弱い笛っぽい音のつらなりを容赦なく切り刻むビート。Full Of Nothingからなけっこう活動長いひともけっこうこういう展開ありますが、Buttechnoはビートに音にとダブ感があってよい。

B面はじまりはけっこう明るめ。暗闇を照らす星のような高音のまたたき。そのうしろでぶちぶちとにぶい音。
そしてそのぶちぶちと細かい鈍さを引きずりながら、次の曲ではのしのし低音と
ぶちぶちとゆくのかとおもいきや、いきなりおだやかなダンス感。シンセの音はもこもことしてるし、ところどころさわついたノイズが噴出。
で、つぎがかなり。ノイズがはじけて、たからかな打撃と、もよもよしたシンセ、
そしてつぎはもっと重く黒い空間にガス噴出。
最後は賛美歌サンプリングの反復と鼓動のようなビートに工場感。鼓動がときどき不整脈を起こしたみたいに詰め込みすぎで連打され、そこに工場音も呼応して、詰め込む濃ゆさがところどころ異常なくらいで、たまらない。

重さと黒さと妙なヌケ感がここちよいA面と、かなり変異なビートとかすれたノイズが噴出しながらも黒い空間におさめてしまうあたり、すごく好き。ロシア感というよりもイタリア感が。GODあたりからでてもよいかんじ。

DJするわけでもなしに、家でひとり踊るでもなくすわりながら真剣にテクノばっかりきいてることし。なにやってるんだろうとかおもいながら。

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