2015年11月2日月曜日

German Army “Preserving Senses” , D.Å.R.F.D.H.S. “Leave Of Absence” , Son Of “Social Zombies” , Clouds “Sapporo NYE Crew (1995)” (Opal Tapes)



Opal Tapesからの秋バッチのうち4本。
5本いちどきにでたけれど、ケチって4本。ケチったからか緩衝材一切なしで箱にはいってきてたけど、砕けてなかった。
きょねんは同じパターンで、買わなかった1本がすごくよさげで、あとであわてて買った。でも、今回は再発ものっぽいんで、よかったかしら。
Meditationsさんにもはいったから、みんな買っただろうし、ざざんと。


German Army “Preserving Senses”
Final Cop名義のんとかはもういいかげん、あっ、でたんだと知っても知らなかったフリをしてみたりしていますが、今回は買いました。
我らがG軍、けっこうまさかなOpal Tapesから。
アイルランドのFort Eveil Fruitのん、ゆるさが消えてけっこうえげつなくなってたなとおもってたら、さらに。
基本、たくさん出してもやってることは変わんないんだけれど、音のバランスがかわる。ウソ南国っぽいゆるさが勝ってるのんもあったり(Field Hymnesのんとかとくに)。そのゆるさがかなりかきけされるノイズ感。
A面、はじっめからけっこう激しく粒子の粗いノイズ、その裏でゆれる呪詛。そしておまえはSiobhanか、といいたいくらいながびがノイズななかけっこう軽快な調子、でも音質はがびがびビート。そこにまとわりつくダブな声。
そしてもうダブ感強すぎてもう意味わかんないかんじから、ぎゅんぎゅんなノイズの渦。
最後はかなり高音がひずんできんきんする。

B面もそんな調子で、かなり肉感的なビートとノイズの黒い悪夢感。
最後がもう。ノイズと同時にすすむ大振りなビートとシンセのかすれた揺れが、かなりな圧で押し流れていって、よくきくとゆったりな調子なんだけれど、まとまった流れはときおりものすごい高速にもかんじるし、すごい。
Nostilevoあたりからでてもよいくらいな黒さとノイズ感。こりゃあ、来年もある程度は無視せずに買ってしまうわ。
そして恐ろしいことに、売り切れ必至なD.Å.R.F.D.H.S.よりも先に売り切れてるっていう。
Borderに載ってた仲さんがあちらで買ったのん、よいな。どっかはいんないかしら。




D.Å.R.F.D.H.S. “Leave Of Absence”
すこしまえにかいたけれど、いまだに読めない。ダルフドゥ....みたいなん、ってごまかしてるんだけれど。VargとIsorinneによる、のか? どんなかんじでやってるんだろう。Vargはもちろん、Isorinne好き。そしてVargよりもD.Å.R.F.D.H.S. のほうが好み。
冬にでたのんはイタリアなひとたちにも通じる黒いダブ感がとちゅうで軽快にはいってきたりで、いまのところはそちらのほうが好みだけれど。
灰色な靄に飲み込まれた空間で響くビート、うっすらと流れる物悲しげなアンビエント感、そして今作はときおりのシンセのメロディにきゅんとなる。LSTNGT並みの映像喚起感。
B面真ん中Nekromanterna Från Kågdalenのトツゼンなメロディは最高にきゅんとなる。なりませんか? そうですか。
このひとたちも、っていうかVarg含めると出し過ぎ感でてきた。出しすぎるひとたちは調子がよいので、追いたい。




Son Of “Social Zombies”
買ったとき、誰だかよくわかんなかったけれど、Jカードこわくってよいなと買いました。
Jupiter Jaxの別名儀らしい。
100% Silkからだしてただけあって、ハウス感はあるんだよ、Opal Tapeななかではかなりききやすく、なってるはずが、バランスと飛び交う音のタイミングの妙なズレ感。全体の空間を広くとるような電子音、走り出すのかとおもいきや、弱くちからなく消えてみたりするビート、その隙間を飛び交う音がそれぞれ妙なタイミングのズレ感。使ってるもとの音はSilk感あるんだけれど、妙な空間のゆがみと、常にアンビエント感につつまれながらも妙な隙間が。
OpalだけでなくWTN? からでてもおもしろいかんじ。




Clouds “Sapporo NYE Crew (1995)”
なまえだけですでにたくさんでてまともに検索なんてできないだろうなとあきらめたまま、知らないまま注文。
タイトルが意味わかんないし、Jカードの写真も謎で、いっとう気になってた。
Sapporoとかいいながら、1曲目がEcuadorって。かなり早急で粗っぽい音の洪水。地下の空間をのしのしと壁にブチ当たりながら全力疾走。
B面の2曲目が好き。Yes! Yes! と高音、低音変調声サンプリングに、パトカー、飛行機のサンプリングがのしのしと突っ走りながら巻き散らされて。もごもごいってるシンセに肉感的なビートに、すがすがしいです。これきいて真っ暗な街を走って壁やら車やらにぶつかりまくって血まみれになりたいかんじ。うそ。痛いのイヤだ。




Opal Tapesのよいところは、UKのカセット界隈をひっぱってきたし、レコードのほうもかなり順調にもかかわらず、こういうかんじで、ぽんとカセットでよいのんだしてきてくれるところ。Stephen Bishopのカセット愛。

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