2016年2月11日木曜日

Unknown Sister / Cnidariel “14 år / Medusa” , Unknown Sister “s/t” (Hatets Dok)



スウェーデンのHatets Dokから。
ここ、まえにBloom Offeringっていう女子がでてて、それがものすごく好きで、まただしてないかしらとときどきのぞいてたんだけれど、ひさびさ気になるのがあったので、買いました。
なんと、男気あふれる送料無料。日本へ送るってなると、下手したら赤字だよね、買ってごめんなさい。

Unknown Sister / Cnidariel “14 år / Medusa”
ジップロックにふたりの自撮りな生写真がはいってるsplit。24本限定。

Unknown Sister
自撮りな生写真の金髪で落ち着いてるほう子ぉです。
透明高音電子音が降り注ぐなか、チープな電子音なメロディ。
2曲目が噴出するノイズとミニマルな未来の都市感ある電子音反復で、その電子音が過剰にロマンティックでよいです。ノイズのゆれもなんかよくって、終盤はそれが全体おおってゆくのも。この子ぉはこのバランスでゆくんならつぎもききたいな。あとでかいてるもう1本のほうがただただここわいので。
ライブ映像もでてて、ノイズよりも叫び声のほうがおおきいっていう。



Cnidariel
自撮り生写真、派手な子のほう。
なまえはクラゲですか? 
簡素なビートにあちらな言語でな歌とメロディ。
変調しまくり低音声から、へろっへろにゆがむシンセとこんどは高音変調声ととろっとろな。そこにはなし声サンプリングも重なったり。
そして、いきなりすっかすかなドラムのサンプリング反復、それもだんだんとズレたり重なったり、で、一気に変調声と地声のユニゾンな歌。そこにムーンプリズムパワー、メイクアップ! とセーラームーンサンプリングが重なるんだけれど、それもしっかり低音変調声がユニゾンっていう。そして終盤、セーラームーンからのサンプリングがいくつも重なり左右から飛び交うし、それぞれ低音声もそれにあわせてくるわで、カオス。
セーラームーン好きな子どもにきかせたらトラウマになるとおもいます。
電子音や歌のメロディのつらなりが、あちらな民族音楽ティックで、それをおもいっきりゆがませたり、振り切れるくらいに増幅させてみたりとやりたい放題。
むかしのFonalからでてもよさげな、民族感とおもちゃ感。でも森の奥フォークではなく、家のなかPCまえでっていうかんじがいまな子ぉな。あと音の質もPCだろうからか、あの頃なこういうかんじの子よりもしっかりしてるっていう時代ってすごい。





Unknown Sister “s/t”
splitの金髪の子。コラージュなJカードのほうね。ディスコA面、ノイズB面。
まずはA面。過剰な打撃音と、これまたちょっと北欧民族感ある音のつらなり、場末のディスコティック、でもうっすらノイズに後半のリヴァーヴかかりすぎな叫び声カラオケ。
そして2曲目がBandcampででてるのん。これも過剰な打撃感に、重なるノイズ。で、どんどんとノイズのほうが勝って、ごごごごノイズ一色に。そう、これをちらっときいてよいのんかわるいのんか一切わかんないバランスな音で、気になって買いました。もので届いてもきいても、やっぱりわかんない。
3曲目は、またノイズがかったなか、ピアノな音の演奏からな、がびがび地獄声。靄ななかゆらめくシンセと変則的な乾いたビートが重なってきて、なんとも暗い心持ちになれます。
ディスコティック感は1曲目前半のみでした。

B面。
A面もけっこうノイズだったんですが、B面はノイズですとうたってるからには、めっちゃノイズとおもいきや、いきなり男女な声でのアカペラ歌唱。そのむこうから、かりかりノイズ、それもすぐに終わって、ひとの声なのか単音な電子音なのか判別できなくってものすごく不安なドローン。けっこう長くそれがつづいて、きいてるこちらが息を吸うのを忘れてしまい、ものすごく息苦しくなってきます。吐瀉ノイズが噴出してきて、なんか助かったかんじもつかのま、またきいてるこちらのほうが息つづかなくなりそうな声ドローンが。。かなりこわいです。話し声をすこし粗く変調させたようなサンプリングが、テープが伸びきってゆくようにだんだんと崩れていったり、トツゼンにノイズが襲ってきたりと、とにかくこわい.


これだけ長く彼女たちの記事をかいたところで、誰かしらが、おぉ、っとなることもないだろうし、その誰のためにもなんないかんじが、かいててたのしい。でも、splitのほうは生写真とか、Unknown Sisterがよかったりしました。

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