2017年6月23日金曜日

CVN “XXXII” (angoisse)



CVN “XXXII”

AngoisseからなCDシリーズにCVNが。ケースの後ろ側の紙が半分で、CDの盤面に空プリントと装丁もかっこよく。

Paradise Lost、はじまりの背後でふわふわしたかんじの音がサクマさんな音ってかんじ。そしてはじめのぎゅーんってギター音が好き。なんかひとまとまりのビートのようなものをきいてるつもりがそれを認識しようとすると音がこまかくちがって、ちゃんと認識しようとすればするほどふしぎなかんじで、でもそれがきいてるとまとまってきこえるからすごいな。そこからライブでもはいってたオリエンタルな音の連なりの管楽器感が。
Gemini。ジャングルを絶妙に間をはさんできて解体してきて、しぶくうなるつぶれた低音がよいな。
1999年。ゆったりとしたビートに、おもいっきりタイトル通りなことばが日本語で。最後のピアノが終わった時間のせつなさ淡さなかんじ。
XXXII。はじまりの笛感ある音から、吐息にうっすらとまわりを包み込んでくる音、そしてビートにとスーさんもかいてはったけれども完璧だとおもう。
L For True Arms v2。暗闇な洞窟のなかを高速で突き進んでくような、時折の光がさすような空白がとぎれとぎれでっていうゲーム感。
Lance Henriksen。は俳優のでしょうか。でているものから会話をサンプリングしてるとか? すっかりおじいですがためてきて一気に疾走するビートがかっこいい。あのとちゅうのアナウンスっぽい声が好き。
Another Paradise Lost。はじまりのふんわりとひろがっていくサクマさんな音、そのゆったりとした間が切り刻まれて、そのふんわりした風景がとおざかってゆくかんじがくりかえされてせつなさ。
Craig Reedie。2020年はオリンピックってところから、会長のなまえ。未来は暗黒な声と淡く明るい光につつまれてるかんじ。最後のほうに日本のアニメーションかゲームなサンプリングでなんだろうと、こっちだよなあと固有名詞なのをききとろうとしてもギブアップでした。
No Elementは靄のなかからものすごい摩擦音、そして中盤でうきあがってくるオリエンタルな音の連なりがよくって。
NVI。液状なシンセがふつふつと、すこしずつ音を変化させて螺旋を描くところにゆがみきった声サンプリングが恐ろしくってかっこいい。

前作なSolitude Solutionsはビートがとおしてあってけっこうききやすかったけれども、今作は容赦なく切り刻んできたり、疾走したり、空白たくさんだったり、それでいてベースなところはよりミニマルでってかんじで、これまたかっこいい。

きいてると、めっちゃライブをみたい、1月からみられてない、ので土曜は岡崎へいきます、ね。fri珍さんにwoopheadclrmsさんもみられるのもやばい。

そのあたりともつながりあるスーさんにも入荷してるので、ふだんCDを買わない人も、ぜひ、ってなんかこういういいかたもふしぎだけれども、CDっていう形態も日本だと気づかないけれど、おもしろいリリースはあるなっていうまえもかいたはなし。



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